
ライフサービスさんの工事を見ていて、「すごいなぁ」と思ったのは、見えないところも丁寧に施工してくれる点でした。
たとえば設計士さんにこだわってもらったのが、屋根の角のすり合わせの角度でした。工事が難しい形状だったんですが、板金をコの字に折り返すという、昔ながらの職人技で対応してくれました。
一つひとつが、丁寧な施工だと感じましたね。
一番のお気に入りはウッドデッキです。
友達を呼んでバーベキューを楽しんだり、夫婦で晩酌をしたり、語らいの時間が増えました。
夏には水盤に水を入れて、涼しげな風情を楽しんでいます。
水に映る照明がとてもきれいで、家の中でリゾート気分を味わっています。
外構はこれから施工してもらうんですが、完成がとても楽しみです。
一番気に入っているのは、リビング・ダイニング・キッチンです。
新築前は、寒い台所で、家族に背中を向けて塀を眺めながらお料理していました。
今のキッチンは、家の中で特等席に作ってもらいました。
リビングや庭を一望できるので、お料理していても、とっても気持ちがいいですね。
子世帯のインテリアは、私の趣味でウォールナットで統一したんですけど、床や壁を天然素材にしたおかげで、雰囲気もピッタリで、素敵なお部屋になりました。
リビングでくつろぐひとときが、一番の楽しみです。
とても落ち着けて、一日の疲れも癒やされますね。
県外に住んでいる子どもたちも、「居心地がいい」と喜んで帰省してくるようになりました。
ゆくゆくは、私たちが親世帯に移って、息子が子世帯を使うようになると思いますが、プライバシーを保ちつつ交流できる、二世帯同居がしやすい間取りなので安心です。
- 築50年の住まいを、全面的に建て替えたい。
- 暖房を付けても、冬になると寒いので、暖かい住まいにしたい。
- 両親のために、段差のない住まいにしたい。
- 介護をしていると、臭いが気になるので、解消したい。
- 親世帯、子世帯のプライバシーは尊重しつつ、そろって団らんができる住まいにしたい。
- 日本庭園を見ながら食事できる間取りにしたい。
施主様のプロフィール
お住まい:築50年
ご主人:50代
奥様:50代
ご両親:80代

お客様のご要望は、「古くなった母屋を全面的に建て替え、快適な二世帯住宅にしたい」ということでした。
ご両親が大切にしてこられた日本庭園をそのまま生かし、庭を囲むように、親世帯、交流エリア、子世帯を配置し、適度なプライバシーを持ちながら、ゆるやかに交流を楽しめる間取りにしました。
交流エリアには、大食堂とキッチン、リビングを作りました。
リビングには暖炉や大きなテラスを採用し、アジアンリゾート的なダイナミックな空間を実現しました。
【リフォーム内容】
- 古くなった母屋を全面的に建て替え。
- 日本庭園を囲むように、二世帯住宅の3つのエリア(親世帯居室、交流エリア、子世帯居室)を配置。
- それぞれの部屋が、庭に接する面を大きく取り、庭を眺められるように。
- 親世帯は日本的な造りに。和室から障子を通して縁側、その外に犬走り、庭、という伝統的なつながり方を採用。
- 子世帯は適度に広めの開口部を取り、西洋的なピクチャーウインドウ的な見せ方で庭を見られるように。
- 両世帯の間にある大食堂、家族室は、床と天井をチークの無垢材を使用。
- 大食堂・リビングは、天井高を高くし、ダイナミックな空間に。開口部を広くして、おおらかに外とつながるアジアンリゾート的な空間。
- 大きなテラスの外には水盤を設置。その水面は、既存池の水面へとつながるように施工。
- 気密性を高めるため、窓は樹脂ペアサッシ、断熱には吹き付け断熱を採用し、冬暖かく夏涼しい快適な住まいに。


「外にアピールする家ではなく、外から見ても概要が分からない造り」が施主様のご希望でした。
そのため、 外観はシンプルに、中に入ると建物全体の概要が分かる意外性のあるデザインを心がけました。
玄関のある位置は北東向きだったのですが、玄関ドアを斜めに付けることによって、採光の良い南東向きの玄関を実現しました。
エントランス部分には、イタリアの石を貼り付け、モダンで重厚な雰囲気を実現しました。
日本庭園を囲むように、親世帯、子世帯、両世帯共有の交流エリアを配置しました。
ほとんどが平屋で、軒が深い造りです。
親世帯と子世帯は北と南に距離を持って建て、その間に交流エリアである大食堂とリビングを配置しました。
樹齢300年のラカンジュの木が、庭のシンボルツリーです。
親世帯からも子世帯からも、この木を眺めながらくつろげる間取りです。
屋根の角のすり合わせの角度にも、設計士のこだわりが。
一般的には工事が難しい形状とされていますが、板金をコの字に折り返すという、昔ながらの職人技で対応しました。
庭から見た、大食堂と親世帯。
温かな団らんの光がこぼれます。

二世帯の交流エリアであるリビング・ダイニング(大食堂)・キッチンは、28畳の大空間。
天井高を高くしたダイナミックな空間は、広めの開口部でゆるやかに庭とつながり、アジアンリゾートのような雰囲気です。
床暖房とペレットストーブを採用し、炎を見ながらの温かな団らんを楽しめます。
外からの視線が気にならない間取りのため、あえてカーテンは付けず、広々とした眺望を楽しめるようにしました。
4mフルオープンになる木製の折れ戸を開ければ、開放的なリゾートの完成です。
リビング・ダイニングを見渡せる特等席に、対面式キッチンを配置。
リビングの向こうに日本庭園を眺めながら、お料理を楽しめます。
キッチンとの境の壁には、イタリアのグリーンの石を貼り付けました。
珪藻土の壁が持つ温かみのある白色と、床と天井に使用したチーク材のブラウンにしっくりとなじみ、空間に良いアクセントを付けています。
天井は、屋根の傾斜に沿った片流れ天井。
庭に向かって天井が降りてきて、深い軒につながっています。
外にゆるやかにつながる、大きな空間を実現しました。
子世帯のオーディオルーム。
音楽を聴いたり、大画面で映画を楽しんだり、時にはご夫婦での晩酌も……。
子世帯専用のリビングとしても、活躍しています。

オールステンレスのシステムキッチン。
プロの厨房でも使われるステンレスは、丈夫で高機能、衛生的というメリットがあります。
「掃除がとっても楽なんです」と奥様。
いつもクリーンなキッチンで、お料理を楽しめます。
また、調理家電や食器は、背面にある作り付けの収納にすべてイン。
「急な来客にも慌てることがなくなりました」と奥様。
生活感を見せない、スタイリッシュなキッチンです。
IH クッキングヒーターを採用。
IHのメリットは、掃除が楽なこと、熱源が火ではないため、安全でキッチンが暑くならないこと。
お料理もお掃除も、とても楽になりました。
共有エリアのトイレは、キッチンに使ったのと同じイタリアの石を壁面に貼り付けました。
空間のイメージをそのまま生かした、おしゃれで快適なトイレです。
親世帯のトイレは、寝室のすぐ隣に配置。
夜間に使用する頻度が高いご両親にも、「トイレがすぐ近くで便利」と好評です。

日本庭園を囲むように、二世帯それぞれの居室と、交流エリアを配置。
ご両親が大切にしてこられた庭園に、新しく設置した水盤が趣を添えます。
夕景から夜にかけての雰囲気は、また格別です。
水盤にリビングの明かりが映り、ロマンチックなひとときが楽しめます。
夏場は水盤に水をはって、涼しげな風情を楽しみます。

親世帯の居室は、日本的な造りになっています。
和室から障子を通して縁側、その外に犬走り、庭へと、伝統的なつながり方です。
二間続きの和室。
昔ながらの伝統的な空間に、モダンな埋め込み照明を採用。
明るく快適な現代風和室を実現しました。
ご両親の寝室は、温かみのある洋間に。
就寝には、ベッドがやはり快適です。
和室から作り付けのクローゼットを境にして、ゆるやかにつながっています。
新しい家は、夏は涼しいし、冬は暖かいしで、とても快適です。
新築を機に、オール電化と太陽光発電を採用しました。
「電気代はどれくらいになるだろう?」と思っていたら、
春秋の電気代は、1カ月で1万2千円、
夏にエアコンを付けても、1万8千円ほどで、
「この広さでこの金額!?」と、安さに驚きました。
冬は、ペレットストーブに1カ月で1万8千円ほどかかりますが、
床暖房と、親世帯の24時間付けっぱなしのエアコンを入れても、
電気代が1カ月で1万5千円ほどしかかからず、これも驚きです。
太陽光発電で売電もしているので、ほぼ「ゼロエネルギー」のエコな住まいになりました。
高気密高断熱にしたおかげもあると思いますが、これは予想以上の結果で、喜んでいます。
いろいろ要望を出しましたが、100%思い通りになってうれしいです。
ライフサービスさんの良いところは、なんと言ってもスタッフの皆さんが親切なところです。
細かいところにも気が付いて、親身になってアドバイスしてくれました。
実は、工事の都合で基礎工事が2回に分かれてしまいました。
工事する側にとっては大変だったと思いますが、いやな顔一つせずに、にこやかに対応してくださいました。
担当の岩崎さんは、「設計士さんの思いを、しっかり形にしなければ」と、毎週のように丁寧に打ち合わせに来てくれました。
施工中も、棚の高さ一つにも細かくアドバイスしてくれて、ありがたかったです。